起業開業された事業主の皆様、過去にご自身で経理会計処理をなさっていらした方は少ないのではないでしょうか。
しかし、ご自身で立ち上げた事業ですから、お金の収支は常に把握していなければなりませんね。銀行の通帳を一度も見ないで、経理会計担当者だけに任せておいてはいけません。
今回は、経理会計って、まず、何を揃えて何から始めればよいのか、簡単にお話いたします。
経理会計作業で、毎日のお金の入出金(小口現金・預金等)を会計ソフトに入力することはもちろんですが、経理資料を山積みにしておいてはなりません。
契約書や請求書、領収書等を段ボール箱に詰め込んでいては、
支払ったものなのか?入金されたものなのか?現金払いか?カード払いか?会計ソフトへ入力済みか?未入力なのか?
・・・しっかり分類し整理しておくことが大切です。
過去の取引を確認する際にも、一目瞭然にしておくことは、日々の営業活動にもプラスになります。
そして、来るべき「税務調査」に備えることに繋がります。
原始記録(領収証等)の原本を確認される際に、整然と整理された資料は、調査官に与える印象はよいものになります。
主なものを挙げておきます。
(資料の整理方法)
ファイリングする物品を購入し、背表紙にテプラ等でわかりやすい見出しを作成しておきましょう。
□ファイル(大・中・小)
□スクラップブック
□リングファイル 等
(まとめ)
会計処理は会計事務所様へ委託できますが、資料の整理は自社で行っているところが多いです。
資料整理は、事業のスタート時から収納する場所(ファイル等)を揃え、随時整理することで、時間をかけずに管理ができます。
誰が見ても一目瞭然になるように、インデックス等も活用しましょう。
デジタルデータで管理したい場合には、定められた手続がございますので過去コラムをご参考ください。
書類を整理することで、見たいときにすぐ見られ環境が整います。ひいては業務効率化に繋がります。
一見地味な作業ですが、大切な作業だと考えます。