お電話でのご相談で「開業したいが資金が無く、助成金や補助金を活用したい」というお話をいただきます。
開業支援の補助金制度や、雇用のための助成金制度はございますが、それを開業資金にすることはできません。
1.助成金・補助金は、
個人事業主として開業届けを出し、法人登記をして事業を開始し、
事業所の存在があり、雇用保険に加入した段階で基本の条件が揃うからです。
そして、受給申請してから決定が下りる(入金される)までの期間が、数ヶ月~半年と長期間かかるものが多いのです。
2.申請に必要な書類の作成が複雑で、知識がないとなかなか難しい。
事業主様は、本業に邁進されていらっしゃる間に、士業事務所様へ補助金や助成金の受給のための委託を交わし、並行して進めていくことが懸命です。
3.開業前の資金調達には、日本政策金融公庫からの創業融資。
様々なホームページでは、補助金や助成金のメリットをうたっていますが、事業を始める前から受給できるものは「ありません!」。
まとまった資金の調達には、日本政策金融公庫からの融資が一番現実的ですね。
(まとめ)
独立・開業・起業したいけど、自己資金を貯めていない、借金もしたくない、貰えるものを貰いたい、ということでは、現実はかなり厳しいです。
まずは、開業準備をしながら自己資金を貯めつつ、情報収集に努めましょう。
弊社では、開業時期に応じての適切なアドバイス契約をしている相談窓口がございますので、どうぞご相談ください。