毎年この時期になりますと、私どもの業界は慌ただしくなります。
所謂、繁忙期ってやつですね。
この時期は、オフィスの移転も活発になります。
不動産業者、引越業者、オフィス内装業者、OA業者等・・・。
1年のうちでもっとも忙しくなります。
そんな中で、この年度末のオフィス移転は、損か得かについての考察をしてみたいと思います。
事務所の移転に絡む各業者によって損得は分かれます。
【不動産業者】
⇒繁忙期の為、手数料キャンペーン等を行っているところもあれば
繁忙期の為、業者側からすれば黙っていてもお客様は来る時期。
物件も良いところはすぐに埋まるし、入れ替わりも早い時期。
これを良しとするかしないかは、タイミングと多少の運が必要であると感じます。
需要と供給を考えると、損得どちらとも言えないですね。
【引越業者】
⇒この時期は、引越業界は総じて、価格は通常時の2~3倍まで跳ね上がります。
引越のトラックを抑えるだけでも大変で、尚且つ、良い日程を抑えたいのであれば
前々からのご予約をお勧めします。
移転間際の時間の無い依頼ですと、とにかくコストが高くなってしいます。
時期をずらせるのであれば、年度末は避けるべきです。
【内装業者】
⇒オフィスの内装業者は、不動産業者の仕事と比例して、仕事量も増えます。
当然、日程もある程度先まで予定が入っていますので、移転日に間に合わせる為には
ある程度の余裕をもってご依頼されるべきです。
費用も通常時に比べると割高なところが多いです。
新年度に向けたレイアウト変更に伴うパーテーション等は
部材が在庫切れになることも例年あるので、早めのご計画をお願いいたします。
【OA機器業者】
⇒上記3業種と違って、この年度末は、1年で一番安価で機器を入れれる時期だと思います。
メーカー各社が年度末に向けて売り上げを上げたいので、
キャンペーン等を行っていることが多く、OA業者も年度末に売り上げを押し込みたいので
閑散期では出せない金額で提示されることも多く見受けられます。
来年度にとお考えのお客様がいらっしゃいましたら、この年度末がお勧めです。
業種によって、損得が分かれることはご理解いただけましたでしょうか。
いずれにしても、余裕を持っての計画、早めのお問い合わせをして対処することで
余計な出費を抑えることと、移転予定日までにスムーズに終わらせることが可能です。